視力検査の結果、目の状態、それに患者様の感じている不自由さを踏まえて医師と相談のうえ、手術を決定します。
術前検査としてまず採血を行います。この採血では、感染症(B型肝炎、C型肝炎、梅毒)の有無を調べます。
採血の結果、陽性でも手術は行えますが、使用器械の洗浄方法が変わるので必ずすべての患者様に採血を実施します。
また、ご希望があれば、看護師による手術に関しての相談の場を設けさせて頂いております。
手術に対して不安がある、持病があり日頃からお薬を内服している、また手術を受けることでご自身の体調に関しての要望や伝えたいことがある等、傾聴させて頂きます。
続いて、手術室に入室してからの詳しい流れ、手術中必要となる深呼吸の練習に関しても説明させて頂きますので、お気軽にご相談ください。
手術の1週間ほど前にご来院頂き、術前の点眼薬、内服薬をお渡しするとともに当日のスケジュールや手術の内容、術後の生活上の注意点等を説明をさせて頂きます。この際、詳細の書かれたパンフレットをお渡しします。
※ご家族とご一緒に説明を受けられる場合は、ご家族もこの日にご来院下さい。
来院
受付に診察券・手術の同意書・点眼チェックリストをお出し下さい
自動血圧計にて血圧の測定をお願いします
待合にて3回術前の点眼(麻酔薬、散瞳薬)を行います。
(スタッフが点眼しますのでその都度お声掛けさせて頂きます)
※点眼の合間に時間がありますので、トイレを済ませておいて下さい。
荷物は手術室に持ち込めないので施錠できるロッカーにお預かりします。
待合でスリッパに履き替えて頂きます。
手術の前に診察室にて医師の術前診察があります。
準備が整いましたら手術室用帽子をかぶり、心電図用電極シールを貼り、手 術室用サンダルに履き替えまして、手術室入室となります。
入室しましたら心電図・血圧計などモニター類をつけさせて頂きます。
この際、両目に麻酔点眼薬、術眼に散瞳薬の追加をします。
手術する目の周りを消毒します。
眼球の後ろ側に麻酔の注射を行い、麻酔が効いていることを確認し、手術開始となります。※硝子体手術の流れ参照
手術全体は1時間ほどで終了となります。
術後は術眼に大きな眼帯を着けさせて頂きます。
この眼帯は翌日の来院時までつけたままになります。
手術室を退室しましたら、30分ほど休憩して頂きます。
※手術の際、目の中を空気やガスに置き換えた場合、医師の指定する体勢(うつ伏せや横向き等)で休憩していただくことがあります。
その後体調が良ければお会計をしまして、ご帰宅となります。
※在院時間は、全部で2時間くらいです。
手術翌日の朝一番に受診して頂き、院内で眼帯をお外しし、蒸タオルでお顔を清拭して頂きます。その後、検査、診察を受けて頂きます。
またこの際、薬剤師による術後の点眼薬の説明、使い方の指導を行います。
※この日は、散瞳(瞳を開く)検査をしますので、数時間はまぶしく、見えにくく感じることがあります。
術後2日目もご来院頂き、検査、診察を受けて頂きます。その際、手術創の状態が良好であれば医師より洗顔、洗髪の許可が下ります。この後は、診察の間隔が徐々に開いていきます。
手術から3カ月ほどで術後の点眼薬が終了となります。この後は、数カ月に一度、定期検診でご来院頂き術後の経過、また新たな目の病気がないかを確認していくことになります。