院長である私は、東京大学医学部附属病院を中心に多数の病気を診断・治療してきましたが、特に以下にあげる疾患に力を入れております。
自分の専門外であっても、誰に紹介するのがベストなのかを、大学病院勤務時代に得た人脈を活かし、ご提案できます。
どんな些細なことでも結構です。眼でお困りの際はご相談ください。
以前は長期入院を余儀なくされた治療でしたが、近年では日帰り手術が主流となりつつあり、当院では、日帰り手術を行える設備を整えてあります。
また、術翌日には眼帯を外し、早期社会復帰できるようサポート体制の充実にも力をいれています。
眼球の中の眼圧が高くなり視神経が圧迫され、視力が落ちたり、見える範囲が狭くなったりします。
40歳以上の5.78%の方が緑内障に罹患されているという驚くべき結果が報告されました。
院では、緑内障を経過観察する上で必要な設備を備えております。
40歳以上で人間ドック等で眼底検査をお受けになったことのない方は、一度眼底検査をお受けになることをお薦めいたします。
いわゆる成人病といわれるこれらは全て、眼にも症状が出てきます。
これらの病気が厄介なのは、自覚症状に乏しく、症状がでるころには末期であることが多いことなのです。
忙しく、検診を受けることもままならず、自覚症状がないからと放置して悪化してしまう方が後を絶ちません。
当院では、病変を詳細に検査するための造影検査装置があり、それぞれの病期にあった、経過観察、および治療を行うようにしております。
糖尿病網膜症、黄斑円孔、網膜剥離、網膜中心静脈閉塞症といった症例に対して、適応を良く検討したうえで網膜硝子体手術を行える設備が整ってあります。
また網膜硝子体疾患の一部は比較的緊急を要するものがありますが、今まで培った経験を活かし、適切な上級病院へ速やかに紹介できるようにしております。
内斜視
小さなお子様の目の異常の中でも斜視や屈折異常は、適切な治療がなされなければ将来弱視になってしまう重大な疾患であります。
当院では経験豊富な視能訓練士がその治療に深く関わっており、大切なお子様の目の発達が十分になされるようにきめ細かく経過観察を行い治療しております。
また、成人の斜視に関しても、機能的もしくは美容的な改善を目指し治療しております。
瞼の病気はともすると、視機能には直接影響しないと判断され適切な治療がなされず放置されてしまい、患者様が一人苦しんでいるということが少なくない疾患であります。
また、“放っておいても大丈夫ですよ。”と言われるなどして治療されずに苦しんでいた眼瞼痙攣に大してはA型ボツリヌス毒素を有効成分とする筋弛緩剤(ボトックス)を用いた治療を行い、多くの患者様に喜んでいただいております。
ベーチェット病、サルコイドーシス、原田病をはじめとする非感染性ぶどう膜炎や、感染性あるいは原因不明のぶどう膜炎の診断および治療を行っております。
一般的にぶどう膜炎の診断は眼科専門医でも難しいとされ、より深い知識と経験が必要です。
ぶどう膜炎を患いすでに治療されている患者様、もしくは診断がつかず困っている患者様等、是非一度当科を受診しご相談ください。
内斜視
睫毛(まつ毛)は加齢に伴って、それを支える皮膚が緩くなってしまうことにより内向きに生えやすくなり、その睫毛が角膜を擦って大変不快な症状を来します。
約1ヶ月で生えそろう睫毛を毎月抜く治療は最も一般的な方法でありますが、その為だけに毎月通院される患者様の負担は決して小さくありません。
毎年春先に猛威を奮うスギ花粉症ですが、今や日本人の10%前後の方が罹患されているといわれています。
視機能に関わる病気ではありませんが、生活の質を著しくさげるやっかいな病気であります。
既に罹患している方はもとより今後も罹患者数は増加していくと言われており、現在症状が出てない方も関係ないとは言い切れない病気であります。
コンタクトレンズ装用をしている全ての方に快適な見え方と、適切な経過観察が受けられるように、そして、なるべくコンタクトレンズを装用するランニングコストを減らせるように、当院では適切なアドバイスをいたします。
近年、罹ってしまった病気を治療するのではなく、病気になることを予防する医学(プリベンティブケア)の重要性が叫ばれています。
眼科領域においても、加齢黄斑変性といった難治性疾患を予防するための栄養補助食品(サプリメント)の有用性が科学的に証明されるなど、皆様にとって非常に有用な知見が日々得られつつある時代になってきました。我々はその最新知見を出来る限り取り入れ、皆様が今後様々な眼疾患に罹患されるリスクを少しでも軽減できるよう、科学的根拠をもとにしたアドバイスをいたします。