当院の白内障手術
認定眼科専門医
院長が一貫して、診断から治療
その後の経過観察まで行います
一言で白内障といっても、患者様一人ひとりの背景や生活環境はさまざまです。病気をしっかり治療することはもちろんのこと、その方の性格やライフスタイルまで丁寧にお伺いし、適したタイミングで、適切な手術を行うことが大切だと考えています。当院では、院長が診断から手術、そして術後の経過観察まで一貫して担当いたします。外来での診察を通じて信頼関係を築きながら、これまでの経験を活かし、その方に合わせたオーダーメイドの治療を提供しています。患者様一人ひとりの異なる背景を理解し、そのうえで適切な治療を行うことが、全ての方にご満足いただける医療につながると考えています。

先端設備を導入し
絶えず適切な治療を提供します
先端の設備があるからといって、素晴らしい手術をしてくれる!という訳ではありません。その機器の特性を深く理解し、使いこなせる術者がいてこそ、初めてその機器の性能が十二分に発揮されます。もっとも、新しい機器には確かな利点があります。これまで術者の高度な技術で行われてきた工程の一部を、機器が正確にサポートしてくれたりします。それにより、患者様への負担が少なく、より良い手術結果へとつながります。
社製顕微鏡
ビジョンシステム

各々の患者様の眼の生理特性を
活かす治療を行います
人間の身体能力のピークは10代に訪れ、その後は少しずつ機能は低下していきます。特に、眼のピントを合わせる力は45歳頃から急激に衰えを実感する方が多くなります。手術によって、10代の頃のような調節力を取り戻せたらどんなに素晴らしいだろうと思うこともありますが、残念ながらそれは現実的ではありません。10代の頃の若々しい身体を取り戻すことができないのと同じように、「これこそが絶対に素晴らしい!」という選択肢は、存在しません。そこで、次善の策として、患者様一人ひとりに合わせた工夫が行われています。例えば当院では、患者様の「利き目(優位眼)」を確認したうえで、もう一方の目とのバランスを考慮して人工レンズ選択する方法を用いることがあります(※眼の状態によっては適用できない場合もあります)。
この方法により、10代のような調節力にはおよばないものの、中年期初期に近い、自然で快適な見え方を目指すことが可能です。そのほかにも、術前の目の状態や生活環境に合わせ、術後も快適に過ごせるようオーダーメイドの治療を行っています。

大切な家族を想うように
患者様一人ひとりに丁寧に対応します
私事ではありますが、2015年の秋、当院で自分の母親の白内障手術を行いました。生み育ててくれた母に適切な治療をしてあげたい、その一心で臨みましたが、手術そのものは、ほかの患者様と同様の手順・姿勢で行い、平常心を保ちながら臨みました。手術を終えて気づいたのは、母への手術も、日々行っている手術と何ら変わらなかったということです。母だから特別に力を入れたわけではなく、常に全ての患者様に対して同じ気持ちでベストを尽くしていると改めて実感しました。当院にご来院くださる全ての患者様との出会いは、まさに一期一会です。これからも、大切な目の手術を任せてくださる患者様一人ひとりに対して、家族を思うような気持ちで、適切な治療を提供してまいります。

十分な経験と技術で対応します
研修医だった頃、手術の上手い上級医の助手を務めながら、「これだけ手術が上手くなれば、ストレスなく手術ができるだろうな」と想像していました。しかし、年月を重ねた今はその考えが間違いであったことを実感しています。手術は毎回が真剣勝負であり、常に満点を目指して臨むものです。技術をみがき、経験を重ねることで確かに上達しますが、その先には必ず新たな課題が見えてきます。「ここまでできたから安心」という地点は存在せず、まるで終わりのない階段を上り続けているような感覚です。ある先生はこの感覚を“術者の憂鬱”と呼んでいます。
だからこそ、どんな分野においても本当に優れた人ほど、自らを「名人」とは言わず、「まだまだ修行の身です」と謙虚に語るのだと思います。「十分な経験と技術で対応します」と掲げることには少しのためらいもありますが、その言葉に恥じぬよう、これからも日々研鑽を重ね、患者様一人ひとりに適切な治療を提供してまいります。

アフターケアを大事にします
先にも述べたように、白内障手術は10代の視力を取り戻す手術ではありません。場合によっては、眼鏡が必要となることがあります。たとえ、手術そのものが100点満点の仕上がりだったとしても、その後に作る眼鏡が70点の仕上がりであれば、患者様の見え方も70点止まりになってしまいます。これは、非常にもったいないことですが、実際にはよく見られる事象です。
当院では、手術をしっかり行うことはもちろん、術後の眼鏡作成までをトータルにサポートしています。白内障術後の眼の状態に適した眼鏡をご提案し、眼鏡処方後半年間は、もし合わない場合でも何度でも再処方を行い、患者様が納得できる見え方を追求します。手術を終えたその先までしっかり寄り添うこと、そこまでを含めて、当院では“手術の完了”と考えています。

手術映像をライブでご覧いただき
情報の開示・共有を図ります
自分の眼や大切な人の眼がどのように手術されているのか、それを知りたいと思うのは自然なことです。手術室という密室で行われていることをなるべくオープンにしたいと考えてきました。クリニックを開院する際にも、ぜひそれを実現したいと思っていました。
当院では、手術室で院長が見ている手術顕微鏡画像のライブ映像を待合室でご覧いただくことができます。また、ご希望の方には、後日DVDにダビングしてお渡しすることも可能です。このように手術の様子をオープンにすることは、確かな技術に裏づけられた治療を可視化し、患者様とそのご家族に安心していただくための取り組みです。同時に、術者自身も常に他者の目を意識し、より良い手術を行うための緊張感と責任感を保つことができます。情報を共有しながら、患者様と医師が共に歩む、その姿勢こそが、術後の経過観察や長期的な信頼関係の基盤になると考えています。
日帰り白内障手術の流れ
①白内障手術前
(手術決定~手術説明)

01 手術の決定
視力検査の結果や目の状態、そして患者様ご自身が感じている見えづらさなどを踏まえ、医師と相談のうえで手術の実施を決定します。

02 手術までにご来院いただく日程の決定
手術までには、術前検査として採血・眼内レンズ(IOL)の度数を決定する検査・手術直前の説明など、3回ほどご来院いただきます。手術日が決定しましたら、これらの来院日を含めたスケジュールを組み、日程表をお渡しします。

03 採血・看護師面談
術前検査では、まず採血を行います。この採血では感染症(B型肝炎・C型肝炎・梅毒)の有無を確認します。結果が陽性でも手術は可能ですが、使用機器の洗浄方法が変わるため、全ての患者様に採血を実施しています。また、ご希望の方には、看護師による手術に関する個別相談の時間を設けています。手術に不安がある方、持病や服薬中の薬について相談したい方、ご自身の体調に関する要望を伝えたい方など、どうぞお気軽にお話しください。さらに、手術室入室後の流れや、手術中に行う深呼吸の練習についても、あらかじめご説明いたします。

04
眼内挿入レンズの度数の
決定
白内障手術では、濁った水晶体を除去し、代わりに人工レンズを挿入します。目の大きさや形は患者様一人ひとり異なるため、検査で得たデータをもとに、医師が焦点の合う位置を考慮して人工レンズの度数を決定します。

05 手術説明
手術の約1週間前には、術前の点眼薬・内服薬をお渡しし、当日のスケジュールや手術内容、術後の生活上の注意点について詳しくご説明いたします。この際、詳細をまとめたパンフレットをお渡しします。※ご家族と一緒に説明を受けたい場合は、ぜひ同伴でご来院ください。
※③④⑤に共通してご来院時には視力や眼圧の検査もご案内いたします。
②白内障手術当日(来院~帰宅)

01 来院
ご予約いただいた時間にご来院ください。体調に不安がある場合や気になる症状がある場合は、受付時にスタッフへお気軽にお声掛けください。

02 受付
受付にて、診察券・手術同意書・点眼チェックリストをご提出いただきます。スタッフより当日の流れについてご案内いたします。

03 血圧の測定
手術前の体調確認のため、自動血圧計にて血圧測定を行っていただきます。測定方法がわからない場合はスタッフがサポートいたしますので、ご安心ください。

04 点眼
待合室にて、麻酔薬や散瞳薬などの術前点眼を3回行います。スタッフが順番にお声掛けしながら点眼を行います。点眼の合間には待ち時間がありますので、お手洗いもお済ませいただけます。

05 準備
手術室にはお荷物を持ち込めないため、施錠可能なロッカーにお預かりいたします。その後、手術室用の帽子やサンダルへ履き替え、心電図用の電極シールを装着し、手術の準備を進めていきます。

06 手術
手術室では、麻酔がしっかり効いていることを確認したうえで手術を開始します。手術時間は10〜20分ほどで、スタッフがお声掛けを行いながら進めてまいりますので、リラックスしてお受けください。

07 術後の休憩・ご帰宅
手術終了後は術眼を保護するため眼帯を装着し、15分ほど院内でお休みいただきます。体調に問題がなければお会計後にご帰宅となります。なお、クリニックでの滞在時間はおおよそ1時間半程度です。
③白内障手術・手術後
(手術翌日~術後3ヶ月)

01 手術翌日
手術翌日の朝一番にご来院ください。院内で眼帯を外し、蒸しタオルでお顔を清拭していただきます。その後、検査と診察を行います。併せて、薬剤師が術後の点眼薬の説明と使用方法についてご案内します。※この日は散瞳(瞳を開く)検査を行うため、数時間はまぶしさや見えにくさを感じることがあります。

02 手術翌々日
術後2日目もご来院いただき、検査と診察を受けていただきます。手術創の状態が良好であれば、この時点で医師より洗顔・洗髪の許可が出ます。その後は、診察の間隔を少しずつ空けながら経過を確認していきます。

03 眼鏡処方
白内障手術を受けると、術前に使用していた眼鏡は合わなくなることがあります。術後はしばらく裸眼でお過ごしいただき、手術からおよそ1ヵ月後、生活上必要に応じて眼鏡を処方いたします。

04 術後点眼薬の終了
術後の点眼薬は、手術から約3ヵ月で終了となります。その後は、数ヵ月ごとに定期検診へお越しいただき、手術後の経過や新たな目の病気がないかを確認していきます。

05 手術説明
手術の約1週間前にご来院いただき、術前の点眼薬・内服薬をお渡しします。併せて、当日のスケジュールや手術の流れ、術後の生活で注意していただきたい点について詳しくご説明します。詳細をまとめたパンフレットもお渡しいたします。※ご家族と一緒に説明を受けたい場合は、この日にご同伴ください。
白内障手術の眼内レンズについて

単焦点眼内レンズで
一つの距離をより鮮明に
単焦点眼内レンズとは、その名のとおり「一つの距離にだけピントが合う」よう設計された人工レンズのことです。白内障によって濁った水晶体を取り除いたあと、その代わりとして目の中に挿入します。もともと人の水晶体は、厚みを変えることで遠くにも近くにもピントを合わせる「調節機能」を備えていますが、人工の眼内レンズにはこの機能がありません。そのため、単焦点眼内レンズを選ぶ際には、あらかじめ「遠く」「中間」「近く」のどの距離にピントを合わせるかを決めておく必要があります。
単焦点眼内レンズの見え方
単焦点眼内レンズを入れると、あらかじめ設定した距離のものが非常にクリアで鮮明に見えるようになります。これは、レンズに入る光を一点に集中させる構造になっているため、見え方の質(コントラスト感度など)が優れているからです。しかし、ピントを合わせた距離以外のものを見ると、ピントが合わずにぼやけて見えることがあります。その際には、眼鏡が必要になる場合がほとんどです。
「遠く」にピントを合わせた場合

遠くの景色や車の運転などは裸眼でクリアに見えますが、本を読んだり、パソコンを使ったりする際には、老眼鏡が必要になります。
「近く」にピントを合わせた場合

本やスマートフォン、手元の作業などは裸眼でクリアに見えますが、遠くの景色を見たり、車の運転をしたりする際には、遠く用の眼鏡が必要になります。
「中間」にピントを合わせた場合

パソコンの画面や買い物のレジなど、中間距離が見やすくなりますが、遠くや近くを見るときには、眼鏡が必要になる場合があります。
ライフスタイルに合わせて、
快適な見え方を選びましょう
どの距離にピントを合わせるかは、患者様の日常生活やお仕事のスタイルに合わせて、医師と相談しながら決めます。例えば、車の運転をよくされる方は「遠く」に、読書や手芸など手元の作業が多い方はは「近く」に合わせるなど、生活スタイルに適した見え方を一緒に選んでいきます。
費用
料金表
日帰り白内障手術
| 1割負担 | 片眼:18,000円前後 両眼:18,000円前後 |
|---|---|
| 2割負担 | 片眼:18,000円前後 両眼:18,000円前後 |
| 3割負担 | 片眼:50,000円前後 両眼:100,000円前後 |
※表示金額は全て税込みです。
※両眼の手術費用は、同一月内に両目を手術された場合の費用の金額です。月をまたいで片眼ずつ手術を行う場合は、費用が異なりますのでご了承ください。
※表示している金額は手術費用のみとなります。
※目の状態によっては費用が変動することがございます。
お支払方法
当院では、下記のお支払方法が可能です。

- 現金
- 現金でのお支払い

- クレジットカード
- VISA/JCB/
Mastercard/など
医療費控除について
1年間(1月1日~12月31日)に10万円以上の医療費を支払った場合は、医療費控除によって一定の金額の所得控除を受けることができます。ご自身の支払いに限らず、生計を共にするご家族が支払った医療費も対象となります。詳しくは国税庁のホームページをご覧ください。
術後の合併症と注意点
白内障手術は、現在の眼科手術の中でも非常に安全性が高く、成功率も高い手術ですが、全く合併症のリスクがないわけではありません。
・後発白内障
手術によって視力が回復した後、数ヵ月から数年経って再び視力低下やかすみを感じることがあります。
これは、眼内レンズを固定する水晶体嚢が濁ってしまうことで起こることがあります。
・眼内レンズのずれ
まれに、手術で挿入した眼内レンズがずれたり、落下したりすることがあります。
この場合は、眼内レンズを再固定する手術が必要になることがあります。
・飛蚊症
目の前に黒い点やごみのような影が見える状態です。
白内障手術によって視力が回復することで、元々あった飛蚊症がよりはっきり見えるようになり、気になることがあります。
・眼圧の一時的な上昇
術後に一時的な眼圧の上昇がみられることあります。
多くの場合は軽度であり、点眼薬などで適切にコントロールすることが可能です。
よくあるご質問
手術中に痛みはありますか?
白内障手術は通常、局所麻酔で行うため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。
ただし、麻酔の効き方には個人差があり、まれに鈍い痛みや圧迫感、不快感を感じる方もいらっしゃいます。その場合は我慢せず、すぐに医師にお伝えください。
手術時間はどれくらいかかりますか?
手術時間自体の所要時間は、一般的に10~20分程度です。ただし、白内障の進行具合などによって個人差があります。来院から手術、術後の休憩を含めたクリニックでの滞在時間は、全部でおよそ1時間半ほどになります。
手術後、すぐに視力は改善しますか?
目にメスを入れておりますので、目の炎症や腫れの影響で一時的にかすんで見えたり、まぶしさを感じたりすることがあります。これらの症状は次第に落ち着き、通常は数日から1週間程度で安定した視力が得られます。完全に視力が安定するまでには、1ヵ月ほどかかることもあります。
日常生活は手術後どれくらいで再開できますか?
・入浴・洗顔・洗髪
手術当日と翌日はお控えください。手術2日後から可能になります。
・運動や身体を激しく動かす作業
目の状態が安定するまで(およそ1週間程度)は控えてください。
再開の可否は、術後の診察で医師が確認いたします。
・簡単な家事やデスクワークなど
手術翌日から可能です。
ただし目を酷使したり、こすったりしないよう注意してください。
両目とも白内障手術が必要な場合はどうしますか?
当院では、片目ずつ手術を行います。
まず片方の目を手術したうえで、1週間後にもう片方の目の手術を行います。