私は、ここ2年ほど、白内障手術メーカーのアルコン社(https://www.alcon.co.jp/)さんと、逗子で子供達のフィールドワークを主に主催している原っぱ大学(http://harappa-daigaku.jp/)さんのご協力のもと、夏休みの最後に日本アルコン社内の、眼科研修医の手術トレーニング室をお借りして、小中学生の子供達に、ブタの目を使った眼の解剖と、白内障手術を指導しています。
医学部卒業後、毎日毎日、目の事ばかり考えて生きてきましたが、そろそろ次世代の育成にも力をいれなくては、と思っており、いろいろな方のご協力のもと、小中学生相手に、目の素晴らしさ、美しさ、手術の緻密さや、手術器械の精密さを、実物を触れて体験してもらいました。
豚の眼を子供達自らキャーキャー良いながら解剖し、透き通った綺麗な水晶体を摘出してもらいました。また、本来透き通った水晶体が白濁してくるのが白内障という病気であることを知ってもらい、実際に当院でも使用している白内障手術器械と同等の器械を使って、豚眼の手術をしてもらいました。
どの子達も、目をキラキラさせながら、手を動かしており、教えるこちらとしても、とても良い時間を過ごせました。これら子供達の中から、未来の眼科医療を担う人材が、一人でも誕生してくれたら嬉しいです。
今回のワークショップは、日刊工業新聞にも取りあげてもらいました(http://newswitch.jp/p/5904)。